第4話|稼ぎたいから、お金を使う。その決断の重さ。
AIを使って副業を始めよう。
そう決めたものの、実際に始めるにはお金が必要でした。
もちろん、無料で使えるAIもあります。
最初はお金をかけず、できることからコツコツ始める。
本当は、それが一番いいと思っています。
でも、私が作ろうとしていたのは、海外で販売するデジタル商品。
画像を商用利用するためのサービスや、販売サイトへの登録費用も必要でした。
稼ぎたいと思って始めるのに、稼ぐ前からお金が出ていく。
当たり前のことなのかもしれません。
でも、実際に支払うとなると、話は別でした。
AI副業を始めるために支払ったお金
私が利用することにしたサービスと費用です。
| サービス | 費用 |
|---|---|
| Etsyショップ開設 | 19ドル(初回のみ) |
| Etsy出品料 | 1商品につき0.20ドル |
| Canva | 年間18,800円 |
| Recraft | 年間120ドル |
| Recraft追加クレジット | 8ドル |
| ChatGPT | 月額約3,000円 |
CanvaとChatGPTには、1カ月の無料お試し期間がありました。
実際に使ってみて、続けるかどうかを考えることができたんです。
Recraftは、私が制作した画像を商用利用するために、最初から有料プランを選びました。
Canvaも、有料プランにするか迷いました。
でも、商品紹介画像を作るために、これから何度も使うことになる。
それなら、1年間使ってみようと決めました。
ChatGPTについても、ほかのAIサービスと比較して、続けるかどうか考えました。
どれも、ひとつずつ見れば手が届かない金額ではありません。
けれど、こうして並べてみると、決して小さな出費ではない。
それに、商品が売れなければ、支払ったお金は戻ってきません。
9カ月かけて積み重ねたお金
実は、AI副業を始めようと決めたとき、私には少しだけ資金がありました。
趣味で続けていた競馬です。
年初めに1万円を入金して、そのお金の中でやりくりしていました。
自分なりに一生懸命研究して、予想して。
もちろん、負けた日もありました。
悔しい思いをしたこともあります。
反対に、運よく勝てた日の喜びもありました。
そんな9カ月を経て、9月には10万円になっていたんです。
競馬は、いつも勝てるものではありません。
たまたま結果がついてきた部分も大きかったと思います。
それでも、私にとっては、ただ増えたお金ではありませんでした。
研究した時間も、負けた日の悔しさも、勝てた日の喜びもある。
9カ月の積み重ねを、簡単に無駄にはしたくなかった。
そこで、このお金の一部を、新しい挑戦に使ってみようと考えました。
Etsyの開設費用、Recraft、Canva。
この3つの費用を、ここから賄うことにしたんです。
出せるお金と、失ってもいいお金は違う
お金があったから、気楽に始められた。
そういうわけではありません。
たとえ自分で用意できたお金でも、大切なお金です。
これから先、どれだけ必要になるかも分からない。
本当なら、少しでも手元に残しておきたい。
それでも、今の自分にできることを探したかった。
副業で収入を得たい。
そう思っているのに、そのために先にお金を使わなければならない。
この矛盾は、実際に支払いをするとき、現実として突きつけられました。
お金は数字で表せます。
でも、その数字に対する気持ちは、数字だけでは表せません。
期待もあれば、不安もある。
決断したつもりでも、本当にこれでよかったのかと考えてしまう。
時には、目をそむけたくなることもあります。
まずは1年間
だから、最初に自分の中で期限を決めました。
まずは1年間、頑張ってみる。
1年やって成果がなければ、そのときに考える。
少しでも売上や手ごたえがあれば、そこから次の展開を考えてみたい。
何年も際限なくお金を使い続けるつもりはありません。
自分で出せる範囲を決めて、その中で挑戦する。
それが、私なりに考えたやり方でした。
もちろん、1年間頑張ったからといって、結果が出る保証はありません。
時間をかけても、売れないかもしれない。
使ったお金を回収できないかもしれない。
それは、始める前から分かっていたことです。
それでも、やってみたいと思いました。
本当は、お金の話なんてしたくない
ここまで書いてきましたが、本当なら、自分のお金の話なんて避けたいくらいです。
何にいくら使ったのか。
そのお金は、どこから用意したのか。
そして、結局いくら稼げたのか。
お金の話には、人に知られたくない部分があります。
私だって同じです。
でも、これから副業を始めようとしている人に、何かの参考になるなら。
こんな無茶をして、ばかなことをしているなと思われてもかまいません。
むしろ、私の経験を見て、最初はお金をかけずに始めようと思う人がいてもいい。
私自身、それが堅実なやり方だと思っています。
ただ、私は自分で考えて、この方法を選びました。
だから、使ったお金を後悔しているというよりも、
使ったからこそ、頑張ろうと思っています。
よく「退路を断つ」と言います。
生活を危険にさらしてまで続ける、という意味ではありません。
自分で決めた範囲の中で、簡単には諦めない。
私にとっては、それが退路を断つということなのかもしれません。
この先、どういう結果になるのかは、まだ分かりません。
でも、使ったお金の重みだけは忘れずにいたい。
そして、1年後。
この決断を、自分がどう振り返るのか。
それも含めて、ここに記録していこうと思います。
